Studio JTM ST20C 20W 1x12"は、MARSHALL社が最初のプロダクトとして世に送り出し、ロック黎明期を支えたJTM45のサウンドを低いワッテージで実現した20Wのチューブ・コンボ・アンプです。パワー・リダクション(5W)にも対応しており、自宅での練習にも最適です。
「プレキシ」の相性で知られるJTM45は1962年に開発され、PAシステムの確立されていない当時としては画期的な大音量を誇るアンプとして多くのロック・ミュージシャンに愛されてきました。そのウォームで甘いクランチ・サウンドは現在でも根強い人気を誇るものの、オリジナルのJTM45は入手することが難しいうえ、可搬性という点でも少し難がありました。今回20Wの小型アンプとしてリイシューされた本機はコンボ・アンプでありながらも最長辺500mmとコンパクトで、トーンにも妥協はありません。JTM45のトラディショナルなサウンドを気軽に持ち運んだり、自宅でも使用したいというユーザーにとっては待望の一台と言っていいでしょう。また、ルックスは63年以降の黒いトーレックスに包まれたものではなく、プロトタイプとして生産されていたモデルに則っています。
20Wのほどよい出力を持ち、小中規模のギグやリハーサルにも最適です。さらに出力を5Wに変更するパワー・リダクション・スイッチも搭載しているため、自宅などあまり大きな音が出せない環境においても、トーンを損なわずに音量を下げてプレイすることができます。
アンプの回路もオリジナルのJTM45を踏襲した構造です。2つのチャンネルは接続するインプットごとに分かれており、それぞれのチャンネルにはハイ/ローの入力が設けられているため、オリジナル同様の4インプット仕様となっています。もちろん、JTM45ユーザーにはお馴染みの「たすき掛け(チャンネル・リンク)」にも対応しています。
コントロール類はチャンネルごとに独立したラウドネス・コントロール、3バンドEQにプレゼンスを加えたトーン・コントロールのみのシンプルなデザインで、こちらもオリジナル機と同様のデザインです。
しかし単なるリイシューにとどまらないのが本機のポイントで、背面にはDIアウトやセンド・リターンなど、モダンなアンプが持つ機能も搭載されています。
出力 | 20W/5W |
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仕様 | ■コントロール:LOUDNESS 1, LOUDNESS 2, BASS, MIDDLE, TREBLE, PRESENCE, FX LOOP(ON/OFF) switch ■真空管 プリ管:2 x ECC83, 1 x ECC83 (phase splitter) パワー管:2 x 5881 ■スピーカー:1x12” Celestion G12M-65 Creamback (16Ω, 65W) ■寸法:500(W) × 460(H) × 265(D) mm ■重量:17.8kg |
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