Universal Audio OX Amp Top Boxロードボックス機能とキャビネットシミュレーターが一つになった新しいタイプの機材

Universal Audio OX Amp Top Box
メーカー
カテゴリ アッテネーター/ロードボックス , キャビネット
発売時期 2018年2月
価格 159,840 (税込) ※1

OX Amp Top Box(以下OX)は、スピーカーのかわりにアンプの出力に繋いで、実際には音を出さないでスタジオで実際にマイキングしたようなサウンドが得られる「ロードボックス」機能と、キャビネット・シミュレーターが一つになった新世代のギターツールです。マイク/ルーム/スピーカーキャビネット・エミュレーションを備え、所有するお気に入りのチューブアンプを繋いでOXを”本物のスピーカーとして認識”させ、録音環境や音量に関わらず、常にアンプのボリュームをフルアップした時のような最高のサウンドが得られます。

アナログ回路のロードボックス

ロードボックスは上述にあるように、アンプのスピーカー・アウトに繋いで疑似的にスピーカー・キャビネットに繋いだ状態にし、スピーカー・キャビネットなしでラインアウト端子から真空管アンプのサウンドが得られるという機材です。サイレントレコーディングやライブ時の音響コントロールが容易になることから、近年は自宅演奏やライブに使うというケースも多くなっています。しかし従来の製品ではチューブアンプ本来のサウンドを余すところなく再現するところまでは至りませんでした。

Universal Audio社は、プラグインや高品質なオーディオインターフェイス、1176のアウトボードなどDTM業界のトップブランドとして広く知られているメーカーです。ギタリストの中にも自宅レコーディングではUADプラグインを愛用しているという人もいるのではないでしょうか。OXでは、Universal Audioが長年培ってきたアナログハードウェアとモデリング技術の知識を投入して生み出されたアナログ回路のリアクティヴ・ロード・ボックスで、アンプの出力に応じて負荷が変化する、極めてスピーカーの挙動に近いロードを生み出します。

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デジタル回路のキャビネット・シミュレーター

現在のキャビネット・シミュレーターは、「IR:Impulse Response(インパルス・レスポンス)」と呼ばれる音響空間の特性をキャプチャーしたデータを用いて再現する手法が主流で、多くのギター・プロセッサーがこの手法を採用しています。一方OXではIRではなくモデリングを採用しています。Universal Audioが提唱する「ダイナミック・スピーカー・モデリング」では、スピーカーの構造、スピーカーコーンの材質、特定の周波数や音量レベルによって生じるハーモニクスや複雑な影響など、IRでは再現しきれないリアルなキャビネット・サウンドを実現しています。

キャビネット・モデリングは18種類が用意されています。

OXの使い方

フロントパネルは5つのツマミのみのシンプルな操作系統です。右の3つは出力に関する音量調節ですので、実質音作りに関するツマミは2つだけとなっています。RIGと呼ばれるツマミは、スピーカーキャビネット/クローズマイク/アンビエントルームマイク/スタジオエフェクト(最大4つ同時使用)を含むセッティングを瞬時に呼び出すことができるコントロールで、好みのセッティングを6つまで保存することができます。細かな音作りやRIGの保存は、Mac及びiPadアプリで行います(Wi-Fi対応)。

ROOMツマミはキャビネットのルーム感を調節するもので、ここにはUAD-2「OCEAN WAY STUDIO」の技術が導入され、室内の空気感やアンビエンスの重さや深さまでを設定することができます。マイクはキャビネットの近接マイク2本とルームマイク、計3本のチャンネルが用意され、iPadアプリで個別に音量調節のミックスができます。
エフェクトは「1176コンプ/リミッター・モデリング」に代表されるUADプラグインの高品位なEQ/コンプレッサー/ディレイ/リバーブが使えます。

ラインアウトから出る音は、従来のアンプシミュレーターではなし得ない、スタジオで本格的にレコーディングしたようなプロ・クオリティの音源になるでしょう。

Universal Audio OX:リアパネル

出力を切り替えるアッテネーションは6段階で、消音状態からフルボリューム前対応します。
ヘッドフォン端子を装備、深夜の自宅練習にも対応します。

OXはこんな人にオススメ

  • 所有している真空管アンプヘッドを、自宅で鳴らしたい
  • 所有している真空管アンプヘッドを使って、自宅でレコーディングしたい
  • キャビネットシミュレーターが欲しい
  • ライブ時にキャビネットを運びたくない(PAミキサーに直接通す)

仕様 ■コントロール:RIG, ROOM, SPEAKER VOLUME, LINE OUT, HEADPHONE
■接続端子:INPUT、SPEAKER OUT、LINE OUT(TRSバランス)、S/PDIFデジタル出力、
■インピーダンス:4、8、16Ω
■電源:専用ACアダプター
■寸法:381.25 × 112.94 × 204.5 mm
■重量:6.4 kg

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製品レビュー

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