Marshall 1960アリーナ級の大舞台で必要とされる音圧とサウンドを支えるキャビネット

Marshall 1960
メーカー
カテゴリ キャビネット
価格 159,500 (税込) ※1
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Marshall 1960シリーズは、マーシャル社が誇る4x12インチ・ギター用スピーカーキャビネットの代表モデルです。初登場は1960年代で、70年代初頭までに現在知られる形状と仕様が確立されました。100W級マーシャル・アンプヘッドと組み合わせる前提で設計されており、アリーナ級の大舞台で必要とされる音圧とサウンドを支える基盤となりました。

「史上最も象徴的なスピーカーキャビネット」とも評され、ロックコンサートのステージ背後にそびえるマーシャルフルスタック(ヘッドアンプ+4x12”キャビ×2段)の定番イメージを作り上げた存在です。

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Marshallラインナップでの位置付け

マーシャルの製品ラインにおいて1960キャビネットはフラッグシップ的ポジションにあります。多くのプロギタリストや世界的バンドが使用し、その頑丈な作りと迫力のサウンドからライブツアーや大型会場での使用標準ともいえる存在です。レコーディング現場でも定番キャビとしてマイキングされ、その音色は数えきれない名盤に刻まれています。

マーシャルからは他にも2×12”や1×12”キャビネットが発売されていますが(1936や1912シリーズなど)、1960シリーズは特に中〜大型アンプヘッド用の高性能キャビネットとして位置づけられています。価格帯もマーシャルのキャビネット製品群で最上位クラスですが、それに見合うクオリティと信頼性を備え、多くのギタリストが「あこがれのスタック」として検討するモデルです。

1960の仕様と構造

「1960A」と「1960B」の違い

「1960A」と「1960B」

標準モデルの「1960A」(スラント=上部が傾斜した斜めキャビ)および「1960B」(ストレート=垂直面のまっすぐキャビ)の内部構造・性能は同一です。

外装は黒のトーレックス(ビニールレザー)張り、フロントは織布グリルクロス、マーシャルロゴが配されています。筐体素材には音響特性に優れるバーチ(樺)合板が使用され、ハンドルは両側面に埋め込み式の取っ手を装備。底部には脱着式キャスター(移動用車輪)が付属し、重量約36kgの本体を現場で転がして運搬可能です。

背面仕様

1960背面

背面は密閉型(クローズドバック)構造で、スピーカーからの音圧を前面から効率よく放射する設計です。背面中央にインプットパネルがあり、Mono/Stereo切替スイッチと入力端子が配置されています。Monoモードでは16Ωまたは4Ωのどちらか(切替式)で全4発をまとめて鳴らす設定になり、Stereoモードでは8Ω×2系統に内部配線が分離され左右2発ずつ独立駆動できます。

スピーカーユニット

スピーカーユニットには、モダン志向のセラミック・マグネットスピーカー「Celestion G12T-75」を採用。各スピーカーは16Ω・75W定格で、4つ直列並列接続により合計16Ωまたは並列接続で4Ωとなるよう設計されています。
他にもバリエーションとして、より温かみのある中域豊かなヴィンテージトーンが得られる「G12M-25 Greenback」搭載モデル(1960AX/BXなど)、中音域の押し出しが強く明瞭なサウンドが得られる「Vintage 30」搭載モデル(1960AV/BV)が存在し、それぞれ出力許容や音色に違いがあります。

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内部構造

内部構造は堅牢かつシンプル。剛性を高め不要な振動を抑えるため、補強の桟が数箇所渡され、背面板はビス留めでしっかり固定されています。全体としてロードケース並みに頑丈で、長年の酷使にも耐える「戦車のような」構造と言えます。そのぶん重量は約36kgとかなり重く、持ち運びは一人では困難です。

音質の特徴

1960キャビネットの音質は、一言で言えば「力強く抜けが良いロック向きサウンド」です。標準のG12T-75スピーカー4発による出音は、低域と高域がしっかりと伸び、中域がフラット〜やや抑えめな特性を持つ、所謂「ドンシャリ」サウンド。歪んだリフでもコード感が濁りにくく、ステージで大音量を出しても埋もれず存在感を示します。

4×12ならではの鳴りは、1発や2発のキャビネットでは得られない厚みと音圧感があります。特に低音の量感とパンチは4発駆動ならではで、ヘヴィなリフを刻めば胸に迫るような重厚なサウンドが響きます。一方、高域も密閉キャビ特有の締まったキレがあり、リードトーンでは粒立ちの良い抜けを発揮します。

2台積みのインパクト

1960 - 2台積み

著名なギタリストの中にはフルスタック(1960A+Bの2台積み)を並べて壁のように配置する者も多くいます。これは音圧だけでなく視覚的インパクトも重視したセッティングですが、マーシャル1960のキャビはその象徴として利用されてきました。

アンプとの相性

歴代マーシャルアンプ(Plexi/Super Lead、JCM800、JCM900、DSL/TSL、JVMシリーズなど)との相性は抜群。特にJCM800や1959SLP(いわゆるマーシャル・プレキシ)との組み合わせはクラシックロックの定番スタックであり、80年代ハードロック〜ヘヴィメタルでも定石のセットアップでした。

一方、Mesa/BoogieやDiezelなど出力の大きい他社製ハイゲインアンプとの相性も良好で、色付けが強すぎない分どんなアンプとも合わせやすい傾向を持っています。

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仕様 ■許容入力:300W(rms)
■スピーカー:CELESTION G12T-75 ×4
■インピーダンス:8Ωステレオ、16Ω/4Ωモノラル
■寸法:760W×830H×360Dmm
■重量:36.4kg

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