St. James EL34は、出力の高さとチューブサウンド、そして可搬性の全てを備えた50Wのコンボアンプ/アンプヘッドです。重量を削るために機能も削ったわけではなく、Blackstar独自のスピーカー・シミュレーター「Cab RIg」を初めとする、ギタリストが望む多くの機能を搭載しています。
「出力の高い真空管アンプ」と「持ち運びやすいアンプ」はこれまで相反するものとして語られ、これを両立したアンプはまさに多くのギタリストの夢といっていいでしょう。Blackstarはそのようなニーズに応え、可搬性に優れた50Wのチューブアンプ「St. James」シリーズを完成させました。Blackstarの故郷であるイギリスのノーザンプトン地方の地名から名前を採ったこのアンプシリーズは、コンボタイプのものは12.8kg、アンプヘッドタイプのものは6.7kgと重量が大幅に抑えられており、本物のチューブサウンドを気軽に持ち運ぶことができます。
パワー管に搭載される真空管によってサウンドのキャラクターが大幅に変わるため、EL34と6L6のそれぞれを採用したモデルが個別にラインナップされています。どちらのモデルも2チャンネル仕様で、チャンネル1にはアメリカンな明るいクリーントーンが搭載されています。明るいブラウンのトーレックスが印象的なEL34搭載モデルのチャンネル2はヴィンテージアンプのクランチサウンドを意識しており、明るいサウンドが特徴的です。
TREBLE、MIDDLE、BASSの3バンドイコライザーに加えて1ノブコントロールのリバーブとシンプルな構成です。
ゲイン、ボリューム類についてはマスターボリュームがチャンネル1、2で共有、チャンネル1用のボリューム、チャンネル2にはゲインとボリュームがそれぞれ装備されています。これらチャンネルは背面のフットスイッチ端子にフットスイッチを接続することでも切り替えられますが、フロントパネルのトグルスイッチでも切り替えることができます。
同じくフロントパネルに搭載されている+10dBの「BOOST」スイッチも、フットスイッチで切り替えを行うことができます。
パワーリダクションのコントロールも背面ではなくフロントパネルに搭載されており、出力は2W/SAG/50Wの3つの中から選択することができるため、ライブはもちろん自宅での使用も見据えた仕様となっています。SAGを選択するとダンピングファクターが変化し、ビンテージアンプ的なコンプレッションを感じるサウンドとなります。
ブースト/カット機能付きのエフェクトループや、XLR、フォン、USBの3種類の出力、スピーカーを接続せずともアンプを使用できるリアクティブロードなど、軽量さは維持しつつもモダンなギタリストが求める仕様の多くを網羅しています。また、同社製の「Dept.10」などにも装備されていた、PC上で編集を行うことができるBlackstar独自のスピーカー・シミュレーター「Cab Rig」も搭載しており、たとえ重量のあるアンプだったとしても欲しい、と思わせてくれる機能が満載です。
出力 | 50W |
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仕様 | ■チャンネル数:2 ■真空管: プリアンプ部:2 × ECC83 パワーアンプ部2 × EL34 ■トーレックス:ブラック ■パワーリダクション:50W, Sag, 2W ■電圧:90V~264V 50/60Hz ■重量 St. James 50 EL34 Combo:12.8kg St. James 50 EL34 Head:6.7kg ■寸法 St. James 50 EL34 Combo:535 x 462 x 259 (mm) St. James 50 EL34 Head:402 x 222 x 214 (mm) ■スピーカー(コンボのみ):1x 12" Celestion Zephyr |
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