メーカー | Marshall |
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カテゴリ | コンボアンプ |
価格 | 297,000 円 (税込) ※1 |
Marshall SN20C(Studio 900 Combo)は、1990年代を象徴するJCM900シリーズのサウンドを、現代のプレイヤー向けに20Wの小型・軽量なコンボアンプとして再構築した最新モデル。英国Bletchley工場で製造される本機は、JCM900の持つ高いゲインとクリアなクリーントーン、そして多彩な音作りの幅を実現。パワーリダクション機能により20W/5W/1W未満の出力切替が可能で、音量を抑えた自宅練習からライブパフォーマンス、レコーディングまで柔軟に対応します。
JCM900の伝統的なトーンを求めるロックギタリストはもちろん、クリーンからクランチ、ハイゲインまで1台で幅広いジャンルをカバーしたいプレイヤーや、現代的な機能性と伝統的なチューブアンプサウンドの両立を求めるギタリストにも最適です。
SN20Cは、2チャンネル仕様(クリーン/クランチ&ハイゲイン)で、伝統的なMarshallらしい厚みのあるオーバードライブから、粒立ちの良いクリーン、90年代的なパンチの効いたディストーションまで幅広い音作りが可能です。プリアンプ部にはECC83(12AX7)×2本、パワーアンプ部には5881×2本、さらにフェイズスプリッターにECC83×1本を搭載し、100WクラスのJCM900のバルブトーンを20W出力で再現しています。
クリーンチャンネルは伝統的なJCM900のクリーントーンで、ゲインを上げればウォームなクランチサウンドへと変化します。チャンネルB(ハイゲイン側)は、JCM900らしいパンチのある中域のディストーションが得られます。ゲイン幅は広く、パンクやオルタナティブ、ハードロック、メタルまで対応可能です。Celestion G12T-75(16Ω、75W)スピーカーを1発搭載し、Marshall伝統の「壁のような」サウンドをコンパクトな筐体で実現しています。
パワーリダクションスイッチにより、出力を20W/5W/1W未満に切り替え可能。低出力時でも真空管アンプ特有のコンプレッション感やリッチな倍音を維持しつつ、家庭環境やレコーディングでも使いやすくなっています。
コントロール部は、2チャンネルそれぞれに独立したマスターボリュームとリバーブ、プリゲインを装備し、Treble/Middle/Bass/Presenceの共通4バンドEQで音作りが可能です。リバーブはスプリングタイプで、クリーンからディストーションまで自然な空間演出を加えられます。
背面にはエフェクトループ(レベル調整可能)、5系統のスピーカーアウト(16/8/4Ω対応)、DIアウト、レコーディング用のスピーカーエミュレート付きラインアウトを搭載。これにより、外部キャビネットやPA、オーディオインターフェースへのダイレクト接続も容易です。付属のフットスイッチでチャンネル切替やリバーブON/OFFも瞬時に操作可能。サイズは約51×46×25.5cm、重量は17.9kgと、持ち運びや設置も現実的な範囲に収まっています。
SN20H
SN20C(コンボ)は1×12インチのCelestion G12T-75スピーカーを内蔵した一体型モデルで、スピーカーキャビネットを別途用意する必要がありません。対してSN20H(ヘッド)は同じ真空管構成・出力仕様ながら、スピーカーを内蔵せず、外部キャビネットとの組み合わせを前提としています。ヘッドは約11.2kgとさらに軽量で、様々なキャビネットと組み合わせて音色のバリエーションを追求したいプレイヤーや、ライブ現場での柔軟な運用を重視するユーザーに適しています。
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Marshall SN20H
一方、SN20Cは自宅練習やスタジオ、ライブハウスなど、シンプルなセットアップで本格的なMarshallサウンドを手軽に楽しみたい方に最適です。両モデルともパワーリダクションやエフェクトループ、DIアウトなどの機能は共通しており、用途や好みに応じて選択できます。
出力 | 20W / 5W / 1W |
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仕様 | ■真空管:ECC83 x 2, ECC83 x 1 (phase splitter) , 5881 x 2 ■スピーカー:Celestion G12T-75 (16 Ω, 75 W) ■寸法:510 (W) x 460 (H) x 255 (D) mm ■重量:17.9g |
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