KATANA-AIR EXは、自宅練習用アンプの定番として高い評価を受けている「KATANA-AIR」のアップグレード・モデルです。スピーカーの口径が大きくなったことでよりレンジの広いサウンドが得られるようになったほか、専用バッテリー・パックによる駆動など新たな機能が多数追加されています。




前機種となる「KATANA-AIR」との違いに注目してみましょう。
まず目につくのはスピーカーの口径です。KATANA-AIRでは3インチのスピーカーを2発採用していましたが、本機では5インチのものに換装され、よりレンジの広いサウンドへと生まれ変わりました。また出力も30Wから35W（ACアダプター使用時）にアップしたほか、電源のソースもアダプター、電池に加えて専用のバッテリー・パックのオプションも加わったため、屋外でのライブなどにもさらに使いやすいモデルへと進化しています。
ステレオのライン出力が追加されたのも嬉しいポイントです。


本格的なアンプの鳴りを体感できる、完全ワイヤレス・デスクトップ・アンプ
KATANA-AIR EXはBOSSの定評のあるワイヤレス・テクノロジーを備え、極めて手軽に本格的なサウンドでの演奏を実現するデスクトップ・アンプです。こだわりの木製キャビネットに5インチのカスタム・スピーカーを２基搭載し、それぞれの良さが活かされる理想的なバランスでチューニング。プレイヤーのタッチに対してダイナミックに反応する、ステージ・アンプさながらの豊かなキャビネットの響きが得られます。また、厳選されたプリアンプや豊富なエフェクト群を搭載し、ジャンルを問わずプロフェッショナルなサウンドで演奏が可能。取り回しのわずらわしいケーブルを使用せず、同梱のトランスミッターをギター／ベースに接続するだけで手軽に演奏が行えます。さらに、iOS/Android端末とBluetooth®︎接続を行えば、ワイヤレスでオーディオ再生や専用アプリを用いた音作り、便利な練習機能を活用可能。単三電池やオプションの充電式バッテリーでの駆動にも対応しているため、あらゆる場所での演奏が行えます。本格的なサウンドとワイヤレス・システムによる手軽さを両立したKATANA-AIR EXは、楽しみながらスキルを磨きたいギタリストに最適なアンプです。


搭載されているモデリング・アンプは5種類。歪みの深さに合わせて分けられたCLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWNの4つのアンプに加えて、アコースティック・ギターやベースに最適なフラットな周波数特性のACOUSTIC/BASSを搭載しています。どのモデリング・アンプもスピーカーとキャビネットに最適化されており、例えばBROWNを選択した際には小型アンプとは思えないような空気感のサウンドが出力されます。
またエフェクト類も豊富に搭載されています。歪みやブースターはもちろんのこと、揺れ物やディレイ、リバーブまで、オーソドックスなエフェクトを中心に60種類以上搭載しています。アンプを含むこれらの設定は本体に最大6種類まで保存することができ、お気に入りのサウンドをいつでも簡単に呼び出して使うことができます。


本機の魅力はなんといってもケーブルレスでプレイできる手軽さにあります。
付属のトランスミッターをギターに接続すれば、シールドの絡まりなどに悩まされることもなく快適にプレイできます。トランスミッターは最大で12時間までの使用が可能で、本体のドックに挿しておくだけで簡単に充電できてしまいます。また振動を検知するセンサーも搭載されており、アンプやトランスミッターを操作することなくただギターを置いておくだけで電力の消費を抑えるスタンバイ・モードへと移行するなど、快適にプレイするためのさまざまな機能が搭載されています。もちろん、レイテンシーの小ささや通信の安定性という点でも非常に優秀です。
同社がリリースするワイヤレス・エクスプレッション・ペダル「EV-1-WL」、ワイヤレス・フットスイッチ「FS-1-WL」との接続にも対応しています。ボリューム・ペダルやワウの操作はもちろんのこと、パッチの変更やアプリケーションの操作なども行える強力なツールです。


入出力系統も申し分なく、新たに追加されたステレオのライン出力を用いれば、PA卓に信号を送って大規模なライブでプレイすることも可能です。USB端子をMac/PCに接続すればDAWへの録音もできます。もちろん、自宅の練習には必須といえるAUX IN、ヘッドフォン出力も装備しています。
さらにBluetooth接続によってモバイル端末と接続すれば、詳細なトーンの編集や「BOSS TONE EXCHANGE」上での共有、オーディオの再生なども可能です。iOS/Android用のアプリ「BOSS TONE STUDIO for KATANA-AIR」上ではYouTubeコンテンツの部分リピート再生、再生速度の変更、音色を自動で切り替えるポイントの設定など、練習に便利なさまざまな機能にアクセスすることができます。「BOSS TONE EXCHANGE」では音作りの情報だけでなく、音色の切り替えポイントも含めて共有されます。