| メーカー | Blackstar |
|---|---|
| カテゴリ | アンプヘッド |
| 発売時期 | 2023年9月 |
| 価格 | 168,900 円 (税込) ※1 |
Blackstar HT Stage 100H MkIIIは、EL34を4本搭載した100W真空管ヘッドに、キャビネット・シミュレーターCabRigとUSB-C録音を統合したHT Venue MkIIIシリーズのフラッグシップです。3チャンネル6ボイシングとISFで英国系から米国系まで音色を行き来しつつ、作った真空管トーンをそのままXLRやDAWへ送れるます。
ライブでフルボリュームの真空管サウンドを鳴らしたい一方で、自宅ではライン録音やサイレント運転で制作まで完結させたい、ステージと宅録を一台で往復するギタリストに向いた設計です。
本機はHT Venue MkIIIラインのフラッグシップ・ヘッドという立ち位置にあります。
前作HT Stage 100H MkIIのアンプ回路(真空管構成・チャンネル数・出力)を継承しつつ、録音・接続まわりを現代的に再構築した一台です。
パワー管にEL34を4本、プリ管にECC83を2本備え、押し出しの強いミッドと、音量を上げたときに立ち上がるパワー管由来の飽和感が得られます。
クランチからハイゲインまで、粒立ちのある歪みを作れます。
クリーン系は、EL34ならではの張りとヘッドルームを持ち、コード感が濁らず伸びる素直な鳴りが基本です。
ISFをアメリカン寄りに振ればきらびやかで開いたクリーン、ブリティッシュ寄りに振れば芯のある温かいクリーンへと寄せられ、アルペジオやカッティングまで幅広く対応します。
クランチ系は、ピッキングのニュアンスに追従する粒立ちのよい歪みで、ブルースやクラシックロックのバッキングに映えます。
オーバードライブ/ハイゲイン系は、押し出しの強いミッドとタイトな低域を持ち、ハードロックからモダンなリードまで、飽和感のあるサスティンで受け止めます。

CabRigは、マイキングしたキャビネットの鳴りとフィールの再現を狙ったスピーカー・シミュレーターです。
キャビ/マイク/マイク位置/ルームを多数の組み合わせから設定でき、ほぼゼロ・レイテンシーで動作します。
本体に3つのプリセットを保存でき、マイクを立てずにライン一本で完成形に近い音をPAやDAWへ渡せます。
出力は100Wですが、パワーリダクションで最小10Wまで落とせます。
パワー管の飽和感を保ったまま音量だけを抑えられるため、自宅・スタジオでも無理なく使用できます。
内蔵リバーブはDark(ルーム)とLight(プレート)を持ち、Darkは自然な残響で演奏に馴染む空気感を、Lightは煌びやかで伸びのある余韻をもたらします。Architectでパラメーターを調整すれば、密度や余韻の長さを楽曲に合わせて追い込めます。
MkIIからMkIIIへの変更は、真空管・チャンネル構成・出力といったアンプ回路の心臓部ではなく、デジタル・録音・接続・リバーブ・外装に集中しています。
EL34×4/ECC83×2の真空管構成、3チャンネル6ボイシング、ISF、100W(最小10Wまでのパワーリダクション)は据え置きで、音作りは前作と同系統です。
最大の差はCabRigの搭載です。
MkIIは1×12/4×12相当の固定的なスピーカー・エミュレート出力のみでしたが、MkIIIは多数のキャビ/マイク/マイク位置/ルームを設定できるCabRigを標準装備し、本体に3プリセット保存できます。
ライン録音やPA送りの音質を作り込む自由度が大きく広がりました。
接続面では、USBがUSB-Cへ刷新され、DAWへ4チャンネルを送出可能になり、CabRigと連携します。
ドライDIと処理済みのステレオを同時に録っておき、後からCabRigを差し替えるリアンプ的な運用ができるため、宅録での作り直しが効きます。
リバーブは新設計のデジタルリバーブへ刷新され、Dark(ルーム)/Light(プレート)としてArchitect上でパラメーター調整が可能になりました(モードの新設ではなく回路の再設計と編集対応が実態です)。
さらにスタンバイ・サイレント録音モードとロードプロテクションを備え、外装もプレミアム仕様へと刷新されています。
| 出力 | 100W |
|---|---|
| 仕様 | ■ 真空管: EL34×4(パワー管)、ECC83×2(プリ管) ■ チャンネル: 3チャンネル / 6ボイシング ■ 内蔵エフェクト: デジタルリバーブ(Dark=ルーム / Light=プレート) ■ キャビネットシミュレーター: CabRig(本体に3プリセット保存) ■ 出力/接続: XLR D.I.、1/4"ライン、USB-C(DAWへ4チャンネル送出) ■ 録音機能: スタンバイ・サイレント録音モード、ロードプロテクション ■ 重量: 約17.8kg |
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