メーカー | Randall |
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カテゴリ | 小型アンプヘッド |
価格 | 47,080 円 (税込) ※1 |
RD1Hは、名だたるメタル・ギタリスト達の愛用でも知られているRANDALLからリリースされた、小型ながらも質の高いハイゲイン・サウンドが得られるアンプヘッドです。ソリッドステート・アンプのイメージが強いRANDALLには珍しく、パワー管、プリ管共に真空管を採用しています。
メタリカのカーク・ハメット氏やパンテラのダイムバック・ダレル氏などが使用していたことで知られるRANDALLのアンプですが、定番のRGシリーズなどのソリッドステート・タイプの印象が強いブランドです。しかし本機はプリ部、パワー部共に真空管を使用したフル・チューブ・アンプで、しかも持ち運びも簡単なサイズであるなど、RANDALLの野心が形になった一台です。
スタジオや小規模なライブでの使用では、同時期にリリースされた「RANDALL RD5H」の方が向いているかもしれませんが、1Wの低出力を活かし、自宅でチューブ・アンプをフル・アップさせて使いたいプレイヤーや、パワー管の歪みを使いつつ、小型アンプらしい詰まったサウンドをレコーディングしたいプレイヤーにはうってつけの一台ではないでしょうか。
「GAIN」は歪み量を調節するノブですが、右に回すほどアグレッシブなオール・チューブのオーバー・ドライブ回路としての持ち味を発揮します。ピックアップからの入力が大きくなればなるほどサチュレーションが強まり、よりダイナミックなドライブ・サウンドに変化します。クリーンなトーンにしたい場合は、「GAIN」ノブは最小値のままで「VOLUME」を最大にし、「GAIN」ノブをボリューム・コントロールとして使用するのがよいでしょう。
「TONE」は音色の全体的なキャラクターを決定するノブで、12時方向を基準に左に回すと低域が強く、右に回すと高域が強くなります。
「VOLUME」で音量を調節します。また、アンプ背面のスピーカー・エミュレーター端子からの出力も調節します。
「T.S.S.」の3-WAYトグル・スイッチはミッドレンジの周波数を切り替えるスイッチです。「T.S.S.」とは「Tone Stack Shift」の略で、スイッチのポジションによってサウンドのキャラクターが大きく変化します。
左のポジションではフラットな低音域と丸みのある高音域が特徴的なミッドレンジ・ブーストが可能で、スムーズながらも激しいプレイのリード・トーンに最適です。中央のポジションは低音域、中音域、高音域のレスポンスが均一なノーマル・ポジションでロック系の音楽に向いています。右のポジションは低音域と高音域のレスポンスがブーストされ、ミッドレンジがスクープされた「ドンシャリ」系のサウンドで、メタルなどの音楽に適しています。
バックパネルにはXLR出力用の端子も備えており、マイキングされたRANDALL製の4 × 12スピーカー・キャビネットのサウンドとレスポンスをシミュレートするスピーカー・エミュレーターを通した信号が出力されます。ダイレクト・レコーディングやライブでのPAミキサーへの出力、インイヤーのモニター、外部パワー・アンプへのSENDとしての利用など、幅広い用途が見込めます。
「GND/LIFT」の切り替えスイッチも真横に搭載しており、他の機器と接続した際のグランド・ループによるノイズの発生も抑えることができます。
FXループにはクラスAディスクリート回路が採用されています。
「SEND」からは「GAIN」ノブと「TONE」ノブが反映された信号が送られます。アンバランス・プリアンプのアウトプット・センドとしても機能しますが、リターン・ジャックにリターン信号が入力されないと出力がミュートされます。また、「RETURN」はパワーアンプ入力としても機能します。
出力 | 1W |
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仕様 | ■コントロール:GAIN, TONE, VOLUME, T.S.S. Swtich ■真空管:パワー管 … 12AU7 × 1、プリ管 … 12AX7 × 2 ■スピーカーアウト:8, or 16Ω ■寸法:22.0(D) × 31.0(W) × 17.6(H) (cm) ■重量:5.5kg |
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