BOSS WAZA Tube Amp Expander Coreは、真空管アンプのポテンシャルを最大限に引き出し、ライブやレコーディング、練習環境で最適な音量とサウンドを提供する多機能ロードボックス。BOSSの独自技術「Tube Logic」を基盤に設計され、リアクティブ・ロード、キャビネットシミュレーション、高品位エフェクト、MIDIコントロールなど、多彩な機能を搭載。真空管アンプのトーンとフィールを損なうことなく、音量を調整したり、キャビネットレスでのダイレクト出力を可能にします。

WAZA Tube Amp Expander Coreは、以下のような方に最適です：

– 真空管アンプのサウンドをフル活用したいギタリスト
– ライブやレコーディングで音量制御やキャビネットシミュレーションが必要なプレイヤー
– 高品質なエフェクトと柔軟な設定を求めるプロデューサー
– 小音量でも理想的なクランクアップ・サウンドを楽しみたい方

ハードウェアの特徴

WAZA Tube Amp Expander Coreは、2019年5月に登場した「BOSS WAZA Tube Amp Expander」の基本性能を継承し、レコーディング機能を強化されています。

コントロールパネル

WAZA Tube Amp Expander Coreは直感的な操作が可能なコントロールパネルを備えています。主な操作系統は以下の通りです：

• REACTIVE ROAD：COMBO – コンボアンプを接続、STACK – スタック・アンプを接続
• RIGセレクター：RIG設定を即座に呼び出し。10個まで保存可能。
• AIR FEEL LEVEL：マイキングでは難しい低音域の迫力や空気感を調節。
• WRITEボタン：AIR FEELの設定をRIG（1〜10）に保存。
• LINE OUT：LINE出力の音量を調節
• SPEAKER OUT：SPEAKER出力の音量を調節
• PHONES：ヘッドフォン出力の音量を調節
• REZONANCE-Z / PRESENCE-Zコントロール：真空管アンプとスピーカーキャビネット間の相互作用を最適化。16段階の設定から選択可能。

接続端子

背面には多彩な接続端子が配置されており、あらゆるシチュエーションで柔軟に対応できます。

• スピーカー出力
• LINE OUT（L / R）：バランス方式でノイズ耐性が高く、PAやレコーディング機器へのダイレクト接続に対応。
• USB（タイプC）：DAWとの直接接続で高品質なトラック制作が可能。
• ヘッドフォン出力：周囲を気にせず練習できる環境を提供。
• MIDI IN：外部デバイスとの同期や詳細なコントロールが可能。
• エフェクトループ端子：エフェクトのセンド／リターン端子。直列／並列接続を選択可能。

製品の特徴

リアクティブ・ロード

真空管アンプ特有のトランスとスピーカー間の相互作用を忠実に再現。音量を下げてもトーンやフィールを損なうことなく、一般的なロード・ボックスでは失われてしまうダイナミックなサウンドとレスポンスを実現しています。

高品位エフェクト

内蔵DSPエンジンは32ビット浮動小数点処理と96kHzサンプリングレートに対応。以下のエフェクトが搭載され、専用エディターでのカスタマイズできます。
– コンプレッサー
– ディレイ
– リバーブ
– 最大4系統のEQ（1系統はブースターとして使用可能）

キャビネット・シミュレーションとIRローダー

22種類のキャビネット・シミュレーションと9種類のマイク設定を内蔵。さらに32個までIRデータ（インパルスレスポンス）を読み込むことができ、好みに応じたサウンドカスタマイズが可能です。

専用エディターによる詳細設定

USB接続で専用ソフトウェア「WAZA Tube Amp Expander Editor」を使用すれば、エフェクトやEQ、キャビネットシミュレーションなど細かい調整が行えます。また、ルームマイクオプションによる部屋鳴り調整も可能です。

ライブ＆レコーディング向け機能

10個まで保存可能なRIG設定はライブ中でも即座に切り替え可能。GA-FCフットコントローラー（別売）との組み合わせで足元から操作することもできます。また、小音量時でも補正機能によってトーンバランスを維持します。

活用方法

ライブパフォーマンス

WAZA Tube Amp Expander Coreはライブ演奏で真価を発揮します。大音量が求められるステージでも音量制御が容易でありながら、アンプ本来のトーンとフィールを損ないません。PAへのダイレクト・ライン出力やキャビネットレス運用も可能です。

スタジオレコーディング

USB出力やライン出力を使用してDAWへ直接録音することで、高品質かつノイズレスなトラック制作が行えます。また、IRローダーによるカスタム・キャビネット・シミュレーションで幅広いサウンドメイクが可能です。

自宅練習

ヘッドフォン出力と小音量時補正機能により、自宅でも理想的なクランクアップしたサウンドを楽しむことができます。専用エディターで好みの設定を保存しておけば、いつでも最高の練習環境が整います。