5150 ICONIC SERIES 80W HEADは、ピュアでパワフルなチューブ・トーンを求めるギタリストのニーズを手頃な価格で実現したアンプ・ヘッドです。著名なアンプ・エンジニアであるジェームス・ブラウンにより設計され、エディ・ヴァン・ヘイレンの炎のようなサウンド、唸るような歪みが得られます。

Peaveyにて5150シリーズの開発を担当し、エフェクター・ブランド「Amptweaker Pedals」などの創立者としても著名なジェームス・ブラウン氏がFender社に移籍し、Fender傘下のEVHブランドのアンプ部門の責任者として、アンプの製作に携わることになりました。この「5150 ICONIC」シリーズは、EVHサウンドと深く関わり続けた彼とEVHブランドのコラボレーションによって生まれたアンプです。

プリ・アンプには2本のJJ ECC83S（12AX7）を採用しており、深く迫力のある歪みを作り出します。パワー管に採用された4本のJJ 6L6パワー管は、ヴァン・ヘイレンの代名詞とも言える飽和したハイゲイン・サウンドを提供します。

サテン仕上げのアルミニウム・フロントパネルと、シルバーとブラックの5150とEVHのロゴバッジが付いたブラック・スチール・グリルを備えており、サウンドのみならずルックスもハードな一台です。ヴィンテージスタイルのチキンヘッド・ノブ、大きめのLEDインジゲーターも備えており、操作性や視認性も抜群です。カラーはブラックとアイボリーの2種類から選択することができます。

チャンネルは2チャンネルで、「OVERDRIVE」ボタンを備え、豊かなクリーン・トーンから歪んだサウンドまで対応できるチャンネル1（Green）と、「BURN」ボタンによりゲインをプッシュできる激しいリード・サウンド向きのチャンネル2（Red）に分かれています。それぞれのチャンネルにゲインとボリュームのコントロールを備えており、両チャンネルの音量のマッチングも簡単に行うことができます。

「LOW」、「MID」、「HIGH」の3バンド・イコライザー、超低域と超高域をそれぞれお調節する「RESONANCE」と「PRESENCE」、音量のブーストを行うことのできる「BOOST」とワンノブ・タイプの「REVERB」はチャンネル1と2で共通のコントロールです。「BOOST」ノブは通常のサウンドから音量をプッシュさせることができ、バンドでも埋もれないリード・トーンを作ります。

チャンネル2にはノイズ・ゲートが装備されており、高いゲインでの演奏の際に気になるノイズを抑制し、埋もれにくく綺麗なサウンドを作ることができます。アンプ備え付けのノイズ・ゲートにはON/OFFのみのボタン式のものも多いですが、本機のノイズ・ゲートはノブによるコントロールであるため、柔軟に調節できます。

これらチャンネル1、2の切り替えとブーストのON/OFFができる2ボタン・タイプのフット・スイッチも付属します。

アンプ背面にはモダンなアンプには必須のエフェクト・ループやダイレクト・レコーディングやステージでのアンプの運用に便利なスピーカー・エミュレート・アウトはもちろん、プリ・アウトやグランド・ループによるハム・ノイズを防ぐGROUND/LIFTスイッチ装備されており、現代のギタリストの様々なニーズにも対応可能な一台です。また出力を下げる1/4パワー・スイッチも装備しており、アンプをフルに鳴らせない環境でも、トーンを維持しつつ音量を下げて演奏することができます。