2ch仕様、クラスAB回路、200W、30Hzの超低音まで出力可能、7弦ギターなどのロー・チューニングなエレキギターの特性をフルに生かすことができる、超強力なパワーを誇るオレンジのヘッド・アンプ。モダン・ヘヴィネスなサウンドからクリアーなクランチまでカバーできます。
低音に強みがあるためベース・アンプとしても機能するモデルです。
Channel A はクランチ/リード・チャンネル。Channel B はクリーン・チャンネル。
アッテネーター搭載により、音量が大き過ぎると感じる場合は音圧/ヘヴィネスを保ったまま音量を下げることができるようになっています。
出力 | 200W |
---|---|
仕様 | ■2チャンネル仕様 ■コントロール:Attenuator, Reverb, 【Channel A】VOLUME, TREBLE, MIDDLE, BASS, GAIN, 【Channel B】VOLUME, SHAPE, GAIN ■リバーブ搭載 ■エフェクトループ ■真空管:プリ管4 x ECC83 / 12AX7、パワー管4 x 6550 ■スピーカー:2 x 8 ohm , 2 x 16 ohm 200 Watt [2 x 4 ohm, 2 x 8 ohm ] ■寸法:27cm X 55cm X 28 cm ■重量:27.2 kg |
Hughes & Kettner Spirit StompMan
No.2703:フルドライブ 2014年5月10日
【アンプの魅力】
ORANGEの中でも群を抜いてヘヴィなサウンドを放つThunderverb。
ベースアアンプとしても使えると言うその実力は!?
【サウンド】
クリーン シングルコイルで試奏
パンチのあるクリーンです。しっかりと コシ があり、さらに抜ける。
どっしりとしたローはクリーンでも健在です。
コード弾き、アルペジオ、どんなフレーズもしっかりと再生してくれます。
ドライヴサウンド ハムバッカーで試奏
ジューシーさはそのままに上にも下にも音域が広がった様なサウンドですね。
相当歪みますし、しかも潰れない。
サウンドはちゃんと重いのですが、それだけでは無くギターの一番大切な中域の作り込みが恐ろしくしっかり作られています。ロックからラウド系まで対応します。
右手のミュートが甘いとすぐに出ますので基本ですが常にしっかりとミュートして下さい。
【他のアンプと比較して】スタンダードなマーシャルJCM2000と比較
マーシャルと比べるとよく解りますが、やはり中域の存在感とこの深いローエンドはかなりの魅力ですね。
【機材とのマッチング】
エフェクトの乗りも良く、クリーン、リード時にノイズが乗る事もありません。
素晴らしいアンプだとも居ます。
No.10235:DENNIS 2021年9月7日
手に入れてもう10年になります。
当時はディーゼルなど、とにかくペダルでは再現できないほどヘヴィな音を出す
チューブアンプがブームとなり、その時代背景に合わせてThunderverb 200が登場しました。
その後はTinyTerrorの登場でランチボックスの小型チューブアンプが流行ったと思えば、
チューブアンプ本体よりも拘りのあるエフェクトペダルの方が重用される時代になりました。
特徴的なのはORANGEにダルマ管(6550)に載せ、広いヘッドルームを確保し
真水のようなクリーンを出せるBチャンネルです。
ゲインを上げればまさに豪雷、ワイドレンジで極悪モダンなディストーションが飛び出します。
Aチャンネルは従来のオレンジらしい温かみのあるクリーンから粘りの強いオーバードライブ〜
ディストーションまで作れてしまう懐の深さ。
200W→100Wに切り替え可能な事、現行品にはお馴染みのアッテネータがあるお陰で
チューブならではのナチュラルオーバードライブさせたまま、出音を下げることができます。
ベースもOK、単体でハイゲインアンプもOK、ペダルで音作っておいてクリーンアンプとして使ってもOK。
モダン伝統のRockerverbと違ってThunderverbはだいぶ以前にディスコンになりましたが、
非常に優れたハイエンドアンプだと思います。
すんごいトランス積んでるからか単体で30kgもあるのが玉にキズです。