メーカー | Soldano |
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カテゴリ | 小型アンプヘッド |
発売時期 | 2022年6月 |
価格 | 57,200 円 (税込) ※1 |
SLO Miniは、マイク・ソルダーノが設計し、1987年に発売されたハイゲイン・アンプの名機「SLO-100」のサウンドを、どこにでも持っていけるコンパクトなサイズに落とし込んだアンプヘッドです。出力が30Wに下げられており、SLO-100とは違ったシチュエーションでの運用が期待できます。
1987年のリリース以降、SLO(Super Lead Overdrive)はモダンなハイゲイン・アンプのスタンダードとして多くのギタリストからの支持を受け続けており、40年近く経った現在においても、歴史上最も人気の高いアンプの1つであると言えます。SLOのドライブ・チャンネルはMick Mars(Motley Crue)、Warren de Martini(Ratt)、Howard Leese(Heart)などの有名ロック・ギタリストに愛用されており、またブルージーなクランチ・チャンネルはMark Knopfler、Eric Clapton、Warren Haynes、Gary Moore、Lou Reedなど、メタル以外の著名なプレイヤーにも愛用者は多いです。
本機はそんなSLOの焼け付くようなサウンド、素晴らしいゲイン、サスティーン、タッチへのレスポンスを小型のアンプで実現したモデルです。
「NORMAL/DEEP」トグルスイッチでアンプのヴォイシングの変更、「CRUNCH/OVERDRIVE」トグルスイッチでチャンネルの切り替えを行います。
コントロールはゲインの量を調節する「GAIN」ノブと出力する音量を決める「MASTER」ノブ、「TREBLE」、「MIDDLE」、「BASS」の3バンドEQ+プレゼンスとシンプルな構成です。
小型ながら、背面にはエフェクトループも装備されています。
出力 | 30W |
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仕様 | ■コントロール:MASTER, PRESENCE, TREBLE, MIDDLE, BASS, GAIN, NORMAL/DEEP toggle switch, CRUNCH/OVERDRIVE toggle switch ■スピーカーアウト:2(8または16オーム) ■寸法:245mm (W) x 135mm (D) x132mm (H) ■重量:約1.8kg ■付属品:DC24V パワーサプライ |
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Hughes & Kettner SPIRIT OF Vintage
Khan Audio Pak Amp Dual Channel
No.2636:フルドライブ 2014年4月8日
1 使用感
各つまみ、操作性については非常にわかりやすく、初心者でも問題無く扱えるでしょう。
2 サウンド
ドライヴチャンネルについて
かなり歪ませた状態で弾いてみると、しっかりとしたローエンドを発動させてくれる。
重めのジャンルにも対応出来る深い歪みまでカバーしており、アンプ単体でもいわゆるディーストーションサウンドまで持ち上げる事が可能。
歪みを抑えたクランチサウンドにした場合、音に深みが足りず少し安っぽい印象を受ける。
クリーンチャンネルについて
無駄なノイズは無く、しっかりとしたローエンドは健在。
パキパキしたハイは抜け重視のシングルコイルの優位性を消してしまうと感じた。
レスポールに代表されるハムバッカーを使用の方は、違和感無いでしょう。
どちらのチャンネルも各イコライザーの効きは良い方なのですが、おいしいミッド感の調整は詰めが甘いと感じました、私が使用するならばイコライザーは必須です。
3 他の類似する機材との比較
スタンダードなマーシャルと比較しました。
歪みに関してはマーシャルの荒々しさは出ませんが、特有の密度の濃い(特に5、6弦でのブリッジミュート)音像は、この機種の押すべき点ではないでしょうか?
4 連携機材とのマッチング
やはりハムバッカー搭載ギターで、アンプのみで作るナチュラルなドライヴサウンドが一番合う様に思います。クリーンブースター使用で、ソロ時の音量上げが出来れば尚良しだと思います。
特筆すべき点
まずこの価格帯ではずば抜けてクオリティが高い事を揚げておきたい。
歪みのクオリティは上位価格帯のアンプと遜色無い程です。