Mooer Hornet 30Wは、自宅練習に便利なコンボ・アンプ、Mooer Hornetシリーズの30Wタイプです。アンプ・モデル9種類、そしてディレイ、リバーブ、モジュレーションなどのエフェクトを搭載しており、出力が高められたことで小〜中規模のライブなどにも対応します。


以前から発売されていたMooer Hornetは出力15W、スピーカーには6.5インチのものを採用していましたが、本機の出力は30W、スピーカーは8インチとひとまわり大きいものが採用されており、より大きな音量で余裕を持ったサウンドを出力することができます。

アンプ・モデルの種類やエフェクトのバリエーションは変わることなく、シンプルながらも必要十分なサウンドが用意されています。プリセットの保存も可能で、最大9種類まで保存しておくことができます。

また、チューナーやAUX IN、ヘッドフォン・アウトなど、自宅での練習を想定した便利な機能も健在です。Bluetooth接続にも対応しており、iPhoneなどのプレイヤーを接続してワイヤレス・スピーカーとして使用したり、バッキングトラックを再生してギターのサウンドを乗せたりと、用途は様々です。


前面のロータリースイッチでアンプ・モデルの切り替えを行います。

そのほかのコントロールは上面に集中しており、歪みの量と音量を調節する「GAIN」、「VOLUME（MASTER）」、そして「TREBLE」、「MID」、「BASS」の3バンドEQが搭載されており、簡単な操作で柔軟なサウンドメイクが可能です。

エフェクトについてはモジュレーション、ディレイ、リバーブをそれぞれ1ノブでコントロールするもので、複雑なセッティングを必要としません。それぞれのノブ1つにつき3タイプのエフェクトが割り当てられており、ノブの回し具合でエフェクトの選択とかかり具合の調節を行います。またこれら3種類のエフェクトにはそれぞれ個別にタップテンポ用のスイッチが装備されています。

「LIVE/PRESET」スイッチにより、オペレーションモードを切り替えることができます。「LIVE」モードにおいては、一般的なアンプのように、各ノブのセッティングがそのまま音に反映されます。「PRESET」モードではその時点でのノブの位置に関係なく、プリセットとして保存したセッティングを呼び出して使用することができます。


搭載されているアンプ・モデルは以下の9種類です。

1.Clean.1：1965年製のヴィンテージ85Wアメリカンコンボの澄み切ったクリーン
2.Clean.2：カリフォルニアを代表する”5バンドEQ”が特徴的なアンプのクリーントーン
3.OD.1：90年代にツイードトーンを再現して作られた名アンプのオーバードライブチャンネル
4.OD.2：60年代から70年代にかけてロックサウンドの顔となったUK”プレキシ”オーバードライブ
5.OD.3：アメリカ、カリフォルニア州トゥーロックからほど近いロアートパークに工房を構えるブティックアンプのオーバードライブ
6.Hi-Gain.1：90年代のモダンブリティッシュアンプのディストーションサウンド
7.Hi-Gain.2：カリフォルニアを代表する”5バンドEQ”が特徴的なアンプのハイゲインドライブトーン
8.Bass：真空管プリアンプとMOSFET、ディスクリートパワーアンプを組み合わせた”751”アンプサウンド
9.Acoustic：Mooerオリジナルのアコースティックトーン