メーカー | Paul Reed Smith |
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カテゴリ | ヘッドアンプ |
発売時期 | 2022年9月 |
価格 | 533,280 円 (税込) ※1 |
HDRX 50は、ジミ・ヘンドリックス氏が所有していたアンプをPRSが分析、研究し、現代的な改修を施して生まれ変わったヘッド・アンプです。ジミのギター・サウンドとツアーでの使用にも耐える道具としての耐久性を兼ね備えた、PRSのクラフトマン・シップを感じさせる一台です。
ジミ・ヘンドリックス本人が所有し、ウッドストックのステージで使用したとされるヴィンテージ・アンプを現在展示されているシアトルのThe Museum of Pop CultureよりPRSが借り受け、PRS創業者であるPaul Reed Smith氏やPRSのアンプ・デザイナーであるDoug Sewell氏が解析、再解釈することで現代に蘇った、まさに珠玉のアンプです。
大幅にモディファイが加えられ、オリジナルの状態からは大きく変更されているこのアンプの回路やパーツのひとつひとつを丁寧に分析、検討し、アンプ本来の設計に配慮しつつ現代でも入手可能なパーツで組み上げられています。
「”Authentic Hendrix” touring circuit」と銘打たれた本機の回路は、アンプと共に使われていたエフェクターなどの周辺機材にも着目した上で設計された本格的な仕様です。
真空管も厳選に厳選を重ね、プリ管にはJJ ECC803S、パワー管にはNew Sensor EL35EHのマッチド・ペアを装備しています。トランスについてはロック全盛の時代であり、ジミが活躍した60年代のサウンドに近づけるべくカスタムメイドのStraight Edgeトランスが搭載。また50Wモデルの本機には100Wのヴィンテージ・アンプと同等の電源を使用しており、一般的な50W出力のアンプに比べ、サウンドは100Wのアンプのものに非常に近いものとなっています。加えて電源回路は独自に設計されており、非常にノイズの少ないサウンドであるのも特徴です。
基板は2オンス銅が用いられた2mm厚の両面スルーホール基板が採用されており、オリジナルのモデルの仕様を意識しつつ、より耐久性を向上させるため独自のタグボード構造を用いた造りとなっています。
また、耐久性の向上という点ではシャーシにも着目する必要があります。アルミニウムではなく防腐処理がなされた0.0060”のスチール製シャーシを採用することで、ツアーなどでのハードな使用にも耐えうる耐久性を獲得しました。
「HIGH MID GAIN」トグル・スイッチをONにすると、中音域をプッシュすることができます。ジミの所有していたアンプにはアンプのゲイン、キャラクターを決定するようなコンデンサが搭載されているものとそうでないものが混在しており、本機ではこのスイッチ1つでそのようなコンデンサの有無を選択できるようになっています。
ボリューム・コントロールは「TREBLE VOLUME」と「BASS VOLUME」の2つに分かれています。これはヴィンテージ・マーシャルの裏技として知られる「チャンネル・リンク」が再現されたもので、このアンプではそのような接続をすることなく、2つのサウンドをミックスすることができます。
背面にはバイアス・ジャックとバイアス調整ノブが装備されており、シャーシを外すことなく真空管の電圧の測定やコンディションの確認、調節を行うことができます。
出力 | 50W |
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仕様 | ■コントロール:BASS VOLUME, TREBLE VOLUME(BRIGHT 1/BRIGHT 2/OFF toggle switch), TREBLE, MIDDLE, BASS, PRESENCE, HIGH MID GAIN toggle switch ■インレット:Fused Power Inlet (IEC) ■出力トランス:Straight Edge 50 Watt Output ■真空管 パワー管:2x New Sensor EL34EH プリ管:3x JJ ECC803S ■プリ管のポジションと機能 V1:Input V2:Cathode Follower V3:Phase Inverter ■バイアス:調整可能 ■スピーカージャック数:5 ■スピーカーアウト: (2) 4 ohm, (2) 8 ohm, (1) 16 ohm ■カバー:Black Tolex ■パイピング:Black ■寸法:21.5"(W) × 10”(D) × 10”(H) ■重量:34.4 lbs |
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