メーカー | Bogner |
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カテゴリ | アンプヘッド |
価格 | ※生産終了の可能性がある商品です |
80`sのロックシーンにおいてそのギターサウンドの要として必ずと言っていいほどファンの耳に入ってくるのは、憧れのギタリストが使用する改造マーシャルの存在。特にLAのレコーディングの現場では極上のギターサウンドを引き出すために、極限にまでプッシュさせた改造マーシャルが頻繁に持ち込まれ使用されてきた事実があります。
その極上のギターサウンドを夢見て試行錯誤を繰り返し、良いタイミングでラインホルドボグナーという天才との出会いに恵まれ 30台ほどのオールドマーシャルの改造を依頼。毎回いろいろな実験を重ね、その結果ウーバーシャルアンプのアイディアが生まれ、また シーバカスタムアンプの完成に至り、そして遂に完成させたのがこのエクスタシーカスタムアンプです。
ボグナーのフラッグシップモデルであるエクスタシーアンプの"Red Channel"に 良質な改造マーシャルの様な絶妙なバウンス感のある繊細で艶のあるジューシーな歪みを求めて手を加えました。そのサウンドは弾き手の創造力をどこまでも刺激する究極の極上ギターサウンドです。
出力 | 100W |
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Revv Amplification Generator G50
No.7632:ikuya 2016年7月24日
バンド・ギタリストが使う場合としてのレビューです。
あらゆる音が素晴らしいアンプですが、やはり真価は改造Marshall系ハイゲインでしょう。Bogner 4発キャビとのコンビネーションは凄まじい音圧とドライブ感、かつ低音の制動もブリッジミュートの具合で思いのまま。
多くのアンプシミュレーター製品には「RED Chanel」のモデリングが有りますし、本家Bognerを含む各社からペダル類も発売されていますが、この音圧と低音のキレだけはEcstasyアンプヘッド・Bogner4発キャビの組み合わせでしか味わえないと断言できます。
音が似ていたとしても、Ecstasyアンプを大音量で鳴らした際の目が醒めたような、自分のギターに新しい何かが備わったかのような恍惚とした感覚はどうにも得られません。本機のそれはまさに「エクスタシー」、麻薬にも近い何かです。
[[Clean “Green” ]]
セッティング次第でツイードの強烈なプレゼンス伸び~Blackfaceなプリっと甘い高域まで出してきます。
EL管ながらもFender系サウンドを出力できるサウンドチューニングがされており、Bogner氏の手腕が見て取れます。
[[Drive “Blue” ]]
JMP系の3段増幅に増幅を一段足した4段増幅。JMP系の粘りとJCM800系の太い歪を兼ね備えたドライブチャンネルその1。100W駆動・50W駆動の切り替えで、「59」と「87」両方のニュアンスを再現可能。
“Plexiモード”では増幅段が一段バイパスされ、70年台前期のJMPアンプ・ブライトチャンネルそっくりの回路構成となります。個人的には、このモードのためだけにEcstasyアンプを買っても後悔しないと思います。
[[Drive ”Red” ]]
説明不要、Ecstasyの真打ち、更に増幅段が足されたハイゲインチャンネル。ゲイン量では同社Uberschall系に劣りますが、コード感や音の芯が失われたりせず、かつ強いドライブ・バイト感を持ちます。シングルコイルでも歪みますが、やはりこのチャンネルにはハムバッカーが似合います。一聴して分かる、ハイミッドの荒いBognerドライブサウンド。
ピンスイッチ類が豊富で、様々なサウンドチューニングが可能、フットスイッチにも実戦派アンプらしいコントロールがそろっています。
プラグインするだけで、サーファーからラウドまでのあらゆる「聞いたことのあるサウンド」が出せるアンプです。
ただし、言い方を変えれば「誰が弾いてもそれなり」で「個性のない(”RED”チャンネルのハイゲインサウンドはともかく)」音ともいえますから、自分のギタープレイで表情をつけてあげなければ、リスナーにとってはただ聞いたことのあるサウンドにしかなりません。
これを手に入れることは、音作りの旅はおしまいにして、以降ギターとしての表現力を磨く、という宣言をするのと同義だと思います。