WAZA Tube Amp Expanderは、リアクティブ・ロード／アクティブ・アナログ・パワーアンプ／マイキングを含むキャビネット・シミュレーター／IRローダー／オーディオ・インターフェイスなど、実用的な機能をいくつも搭載した真空管アンプ用ロードボックス。BOSS Nextone、Roland Blues CubeなどBOSS／Rolandブランドのギターアンプで採用される独自技術「Tube Logic」を搭載し、真空管アンプのトーンを忠実に再現しながらも、アンプをフルボリュームにクランクアップした状態のサウンドを好みの音量で演奏することが可能。ライブやレコーディングなどあらゆる環境でベストなサウンドが得られます。

WAZA Tube Amp Expanderの主な機能

本機の中核となるアナログ設計のリアクティブ・ロードは、最大150Wの真空管アンプに対応。ヴィンテージ・コンボアンプからハイゲイン・アンプヘッドまで、あらゆるアンプが持つダイナミックなトーンとフィーリング、歪みキャラクターを忠実に再現します。本体前面のREZONANCE-Z／PRESENCE-Zコントロールは真空管アンプのトランスとリアクティブ・ロードの相互作用を調節するツマミで、使用する真空管アンプとベストマッチしたスピーカー・キャビネットに接続されているかのように設定することができます。

パワーアンプはアナログ設計のクラスAB／100Wを内蔵。低出力アンプを繋いだ時でも大音量で出力することが可能。本体背面に2つのスピーカーアウトを装備し、最大2つのキャビネットをつなぐことができます。

USBオーディオインターフェイス機能も搭載しており、真空管アンプのポテンシャルを最大限発揮してレコーディングしたいという宅録／部屋弾きギタリストにはもちろん、ヴィンテージ真空管アンプをライブで積極的に活用したいプレイヤーにとっても、本製品は最適な製品となるでしょう。

キャビネット・シミュレーター

キャビネット・シミュレーター<機能では、22種類のキャビネット・シミュレーション、5種類のマイク設定、3種類のルーム・マイク設定を選択することができます。外部IRデータの取り込み用に4つのスロットを装備するなど充実。出力した信号をPAミキサーやステージ・モニターに直接送ることができます。

エフェクト／エフェクトループ

32ビット／96 kHzサンプリング・レートの強力なDSPエンジンによる、プロクオリティの高品位なステレオエフェクト（コンプレッサー／ディレイ／リバーブ／EQ）を搭載。dbx/UREIをモデリングした2種類のコンプ、5モードのデジタルディレイ、6種類のリバーブ、4系統のEQ（4バンドパラメトリックEQ/10バンドグラフィック）を使って、エフェクトを搭載していないアンプでの音作りも1台でカバーできます。EQは最大4系統までの同時使用が可能で、うち1系統はブースターとして使用することもできます。

また本機には直列／並列接続を選択できるエフェクトループを搭載しているので、エフェクトループを搭載しないアンプでエフェクトループを搭載させたかのような使い方も可能。ヴィンテージ真空管アンプの拡張性を高めます。

ライブをサポートする機能

MIDIプログラム・チェンジ（外部MIDIエフェクトのコントロール）、アンプのチャンネル切替に対応。いずれも本体リアパネルの接続端子から対応可能です。本体のセッティングは「RIG」として管理することができます。RIGには

• FX LOOPのON/OFF
• コンプレッサーとディレイの設定
• SOLO/EQの設定
• AMP CTLの設定
• リバーブの設定

という5つの設定が保存でき、好みのRIG設定は10個まで保存することが可能。本体のRIGツマミで瞬時に呼び出すことができます。

Rolandから発売されている6フットスイッチのGA-FCフット・コントローラーを使うことで、ディレイ、タップテンポ、SOLO／EQスイッチ、エフェクト・ループのON/OFF、アンプのチャンネル切替などを一括でコントロールすることも可能となっています。